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簿記3級を独学で取得することは可能?独学のメリットやおすすめの勉強法を徹底解説!

はじめに

学校に通うっていっても数十万円かかるし、そこまで勉強に費用かけれない、でも全くの素人なのに独学で簿記三級を取得できるか不安!という人は少なからずいると思います。

そこでこの記事では簿記三級の独学が可能なのかやメリットデメリットを解説していこうと思います。

簿記3級は独学で合格できるのか?

結論から言えば独学合格も可能です。

他の資格と比較すれば、宅建よりは難易度が低いものになります。

私の周りにも通信講座やスクールを利用せずに合格した人もいます。

彼は試験直前期以外は、週に2日3時間の勉強をし、直前期は週に4、5日は勉強していました。

基本的には学業との両立で忙しかったため、週2日がしんどくならずに継続できるリズムだったそうです。

日商簿記3級の合格点と合格率

まずは、簿記3級に合格できるために必要な点数(ゴール)を確認しましょう。

日商簿記3級の合格点は、100点満点中70点です。

つまりは、70点合格できる勉強をすればOKです!

簿記は計算問題なので、やり方をマスターすればケアレスミスを無くせば70点以上を獲得することは不可能ではありません。

ちなみに日商簿記3級の合格率は40~50%程度です。

資格試験にしては合格率が高めな点も独学が可能な理由でしょう。

簿記3級の合格に必要な勉強時間

3級の合格に必要な勉強時間は、概ね60時間から100時間とされています。

1日6時間勉強すれば、10日で3級に合格することも可能と言えます。

1日にまとめて勉強時間を確保するよりは、通勤時間や仕事や学校の休憩時間などを活用して細かく勉強時間を刻みましょう!

また大学生であれば春休みや夏休みなどの長期休業中に集中して学習してしまうのもありでしょう。

簿記3級を独学で取得するメリット

冒頭で簿記3級を独学で取得することは可能だということを述べてきました。

ですが、そもそも独学で簿記3級を取得するメリットはどんな点が挙げられるのでしょうか。

ここでは独学で簿記三級を取得するメリットについて解説していきます。

お金を節約できる

簿記三級を独学で取得するメリットで1番大きな点はスクールや通信講座を利用するのに比べてお金を節約できるという点が挙げられるでしょう。

大手の通信講座を利用する場合は1万円から3万円ほどはかかると見ていいでしょう。

独学でも参考書を購入する費用はかかりますが、それでも1000~3000円以内には収まるため、確実にお金を節約できるでしょう。

自分の好きなタイミングで学習できる

二つ目のメリットは自分の好きなタイミングで学習を進められるという点です。

通信講座を利用する場合、あらかじめカリキュラムが組まれている可能性があり、学生や社会人などのように忙しい人にとっては苦痛に感じてしまう可能性もあります。

しかし、独学の場合は学習のタイミングに縛りがなく、隙間時間に少しずつ学習するということもできます。

あまり勉強時間を確保できず、コツコツと勉強を進めていきたい方には特におすすめです。

気軽に始められる

三つ目のメリットは学習を気軽に始められるという点です。

人には何事にも相性が存在するため、自分がどうしても苦手に感じることを継続して行うことが難しくなります。

これは資格取得にも共通しており、学習を始めてから自分の適性がないことがわかり、勉強を断念することもあるかもしれません。

そうした時に、通信講座やスクールではコストや時間を多いに無駄にしてしまいますが、独学の場合は、そうしたリスクが少ない分、気軽に始めやすくなります。

そのため、資格の学習が初めての方は一度独学で学習してみることをおすすめします。

簿記3級を独学で取得するデメリット

簿記三級を独学で取得するメリットを3つ解説してきましたが、当然のように独学であるが故のデメリットも存在します。

そこでここからはデメリットを3点紹介していきます。

モチベーションの維持が難しい

一つ目のデメリットはモチベーションの維持が難しいという点です。

通信講座やスクールでは自分が学習中にわからないところが出た時に、好きなだけメンターに質問ができるサポートがついていることが多いです。

しかしながら独学で学習を進める場合は、わからないところが出た時に誰かに頼ることができないため、解決するのに時間を要します。

それにより、途中でモチベーションを維持できず、学習を断念してしまう人も多くみられます。

合格までに時間がかかる

二つ目のデメリットは合格までに時間がかかるという点です。

スクールや通信講座では最短で合格するためのカリキュラムや教科書、質問サポートが用意されているため、合格までの時間を短縮することができます。

一方で独学の場合は、学習のサポートが何もないため、自身で計画的に学習できなければ、合格までに多くの時間を要することになります。

時間があまり取れない人や、サポートがないと挫折しやすい人はスクールや通信講座を利用した方が良いかもしれません。

テキスト選びが難しい

三つ目のデメリットはテキスト選びが難しいという点です。

今現在書店で売られているテキストでもイラストがメインのものや文字がメインのもの、問題集やテキストなど様々です。

その中で自分に合うテキストを見つけ出すのは難しいのはいうまでもありません。

こちらの記事でも後ほどおすすめのテキストを紹介しますが、結局は自分の目でテキストを比較して、購入するのが望ましいでしょう。

独学で簿記三級を合格するコツ

独学で簿記三級に合格するためには、スクールや通信講座を利用するよりも、自分自身で考え、学習する力が必要になります。

そこでここでは独学で簿記三級を合格するコツを3点ご紹介します。

実現可能な目標を立てる

一つ目のコツは実現可能な目標を立てることです。

独学でありがちなのは、実現するのが難しいハードな計画を立ててしまい、途中で挫折してしまうことです。

独学で資格を取得するためには、いかにモチベーションを維持できるかが大切です。

そのため、最初は意気込んで無謀な計画を立ててしまいがちですが、そこは少し我慢をして、実現可能な目標を立てるようにしましょう。

学習を継続して行う

二つ目のコツは学習を継続して行うことです。

理由としては次の学習までにスパンが空いてしまうと、せっかく覚えた内容を忘れてしまうからです。

学習を継続して行うためには、なによりも学習を習慣にすることが大切です。

具体的には「毎日夜の9時から30分簿記の学習に費やす」などのように、自分から生活の一部に簿記の学習を取り入れるようにすれば習慣にしやすいでしょう。

一つの参考書をやり込む

三つ目のコツは一つの参考書をとことんやり込むことです。

書店で売られている参考書はどれも正しい使い方をすれば合格できるようになっています。

しかしながら参考書それぞれに違った特徴があるため、複数の参考書に手をつけてしまうと慣れるまでに時間がかかり、時間の浪費になりかねません。

そのため、最初に購入した参考書を極力変更しないようにしましょう。

簿記三級の独学におすすめテキスト

簿記3級のテキストといっても人気資格のためどこの会社もテキストを作成しており実際どこのテキストが良いのかわからないという相談をよく受けます。

そこで、ここからは簿記三級を独学で学習する人におすすめのテキストを紹介していきます。

これから独学で簿記三級を取得しようと考えている方はぜひ参考にしてください。

スッキリわかる日商簿記3級

マンガっぽさがあるので、簿記の勉強が全くの初心者にとっては理解しやすい構造になってるテキストです。

簿記知識ゼロから始められる「テキスト」と、身につけた知識を定着させる「問題集」を1冊にまとめることで、わかりやすさと学習効率の良さを両立ができます。

【特徴】

  • Amazonベストセラー1位(2020年9月27日現在)
  • 解説や優しく、数字は簡単。
  • 問題演習をいれることにより知識の定着化を図れる
  • 本試験形式の問題と解説動画がセット!
  • 独学でも大丈夫なテキスト

実際に使ってことのある人の感想

  • いままでの簿記本は、なんでそんなことをやるのかの説明がないまま「これはこうする。それはそうする。」と納得感を得られないままいきなり具体的な操作(仕分け)の説明が続くものばかりだった。このテキストは一番のキモを十分に把握できた感がある。
  • 図説がかわいくて小学5年生のドリルをやっている気分です笑
    シンプルかつ丁寧な解説が載っているので、独学初心者でも心折れず続けられます。
  • 簿記を気軽に始める為には最適な一冊です。私は簿記について何も知らなかったので1日1章ずつ進めました。ですが他のレビューにもある通り、15章を過ぎたあたり(仕訳の後)になってくると理解しにくくなってきます。おそらくここらへんで簿記の勉強がつまらなく感じると思います。

「みんなが欲しかった簿記の教科書」

実務的な事業活動が非常にカラフルな絵を用いて示されており、とてもわかりやすいです。

大手の資格学校「TAC」が作ってるテキストです。

実績も多く信頼できる教材です。

【特徴】

  • 問題は本試験レベル
  • 難問対策もしっかりしている
  • 勉強が終わってからの力試しの模試が3回分付き
  • 解説がめちゃくちゃ丁寧

実際に使ったことがある人の感想

  • 問題ごとに過去の分析から出題頻度が表示されており、無駄な学習を省きながら学習を進めることができます。ポイントも簡潔に、事例とともに示されており、実務においても最良の参考書です。
  • 大問ごとに対策問題があり、最後に模擬試験となっています。
    全体的に丁寧な作りだとは思いますが、全体的には一般的な問題集レベルという印象。
    価格が比較的安いのは良いと思います。
  • 教科書と問題集の難易度が違いすぎる。教科書を読み込んでも解けない部分もあるので、問題集でも新しいやり方を発見するといった感じです

Youtube

インターネットが普及しyoutubeなどの動画コンテンツもかなり浸透してきました。

昔と違ってお金をかけずとも勉強できる環境があります。

講義動画などもいくらでもyoutubeにあります。

基本テキストと過去問は買った方がいいですが、独学で合格したい!という人はテキストでの学習に加えて動画コンテンツで知識を補完するのが良いでしょう。

私が簿記三級の合格におすすめするYouTuberは【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆきさんです。

動画内容は初心者でもわかりやすく基礎を学ぶことができます。

また動画内に練習問題が存在するため、インプットとアウトプットを一つの動画で行うことができます。

動画のコメント欄には彼の動画と、模擬問題集のみで合格できた方もいらっしゃいます。

それだけ高品質な動画を無料で利用できるというのもYoutubeの強みですね。

気になる方はぜひご覧ください。

通信講座の利用も一つの手

無料で勉強できるならそれが一番じゃん!って思う方がいますがそれは間違っています。

受講料を払うだけの価値が通信講座にはあるのです。

それは、「合格するために必要なノウハウ」です。

具体的に言えば、試験というのはある程度型にはまっているものです。

例えば、公務員試験ならば不確定要素の高い問題はだしてきません。ひっかけ問題などもありません。

後から、「この問題おかしい!」といわれるのを嫌うためです。

一方で宅建はよくあります。

「今回は肢①と肢②は正解にします。」

ラッキー!と思う方もいると思いますが、これが本試験中の場合を考えてください。

第1問目でそんな問題がこられたら、無駄に時間を取られてしまい自分のリズムを崩されます。

このように試験ごとの特徴を教えてくれるので、その点を押さえておくだけでも独学の人より確実に有利になります。

通信講座が気になる方はこちらの記事もご覧ください

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